コロラータアテマハック
和名 | 英名 |
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ベンケイソウ科 | Crassulaceae |
エケベリア属 | Echeveria |
コロラータアテマハック | colorata Atemajac |
前回の実生報告から時間が経ってしまいましたが、TOMOZOO実生報告はまだまだ続きます!
今回は、最近話題のコロラータアテマハックです!
2020/5/31『播種』
アテマハックは、プラコップ&スリット鉢を使った方法で行いました。
だんだんと実生のコツをつかんできたので、調子に乗って追加購入したのがアテマハック。
一体どんな株に生長するのか、楽しみです!
2020/6/4『発芽』
播種をしたのは少し遅めの6月。だんだんと暖かくなってくるこの時期ですから、アテマハックもすぐに発芽をしてくれました。
小さな小さな新芽がぽつぽつと出てきています。
さらに数日、だんだんと葉っぱの緑色が濃くなってきました。
置き場所は東側の窓辺。強い朝日が入ってきますが、そんなのはへっちゃらでとっても元気な様子。
細々とした茎が、だんだんと太くなってきました。
丸くて大きくなっていく葉っぱを支える頼もしい茎です。
発芽から約一か月、葉っぱが大分大きくなりました。
双葉の間が少し開いてきましたので、新葉が出てくるまで間もなくということ!
2020/7月中旬
いよいよ、双葉の間から本葉が出てきました!
一株は双葉が一枚だけになってしまっていますが、その他は順調!
新葉が出始めてから間もなく、さらに次の段階の葉っぱも生えてきましたよ!
夏の強烈な日差しにも、蒸し風呂状態のコップの環境にも耐えてくれています。
2020/7/26『ラップを外して養生開始』
播種から約2ヶ月。大きいものでだいたい1㎝くらいの大きさにはなったでしょうか?
ここまでプラコップにラップを着けて、湿潤状態を保ってきましたが、アテマハック達も大分頼もしい姿になりましたので、
ここらでラップを外しての養生に切り替えることにしました。
ラップを外した後も調子を崩すことなく成長を続け、次々に新しい葉っぱが出てきました。
その後約一週間で、葉っぱ一枚一枚がぷっくりと膨らんできました。
7月の頭には双葉だった株たちが、約一か月でかなり生長!!
2020/8/10『屋外養生開始』
屋内での蒸れが気になる時期になって来たので、風通しの良い屋外での管理に切り替えました。相変わらず暑い日が続きますが、屋外でも元気に育ってくれそうです。
屋外に出してから一か月もしないうちに葉っぱの先が色づいてきました。コロラータの雰囲気が少しずつ出てきましたね。
2020/9上旬頃『腰水養生終了』
そろそろ株がしっかりしてきたのでもう大丈夫かな?と思い、長かった腰水養生を終了しました。
ここまでくればもう安心、かな?
腰水養生を終了しましたが生長の勢いは衰えず、むしろ元気に育ってくれています。小さかった一株は、もう見えなくなってしまいました。ダメになっちゃったかな。。
葉っぱも次々と展開してきた9月。腰水は終了しましたが、水差しで頻繁に水やりを行って土が乾かないように管理しました。成苗として扱えるようになるまであと一歩!!
10月に入ると、爪先の赤色がよりはっきりとしてきました。コロラータらしい粉はまだ出てこないようです。
株と株の間が詰まって、少し窮屈な感じになってきました。
夏の終わりから10月頃までは、実生苗たちの動きもあまり活発ではありませんでしたが、11月に入るとまたひとまわり大きくなりました。
11月中頃を過ぎて、コロラータらしい色味が葉っぱ全体に広がってきました。葉っぱの表面、少し粉っぽくなってきたかな?
新葉の葉先が”ちょん”、と外に跳ねるようなフォルム、コロラータアテマハックの特徴がはっきりわかるようになってきました。
年を超しました。冬の寒さにも耐えて、元気に生長している苗たち。小さくて、「ダメになってしまうかな?」と思っていた一株も、大きな兄弟たちの下で必死に頑張っています!
コロラータアテマハックは、他のコロラータに比べてやや深みのある色に染まる特徴がありますが、このアテマハックたちも少しずつ色が深くなっていきます。
今は幼苗ですが、大きく生長したらきっと独特の雰囲気が楽しめるんでしょうね。
鉢の中はかなり満員状態。窮屈そうです。そろそろ植え広げかな?
2021/3『植え広げ』
それぞれの株が大分大きくなってきたので、ここらで植え広げをすることにしました。小さくて埋もれていた一株も、これでようやく生長することができる!!
植え広げはしましたが、水やりは少し細かく行って育てていきます。
春の生長期、さらに大きな株に生長し、深みのある紅葉を見せてくれるのを楽しみに、育成を続けていきたいと思います!