ダドレアブリトニー

和名英名
ベンケイソウ科Crassulaceae
ダドレア属Dudleya
ブリトニーbrittonii

ダドレアブリトニーのデータベース

ダドレアは、ベンケイソウ科の多肉植物です。エケベリアを育成している人ならば誰でも一度は目にしたことのある真っ白いロゼットが特徴の植物。少し前は価格も高くてやや手を出しづらい印象が強かったダドレアですが、実生で増やしやすいという特徴もあり、この頃はかなりお手頃な植物になりました。その中でも最もポピュラーと言えるのがこのブリトニーです。ブリトニーはほかのダドレア同様、夏の暑さにはやや弱い印象がありますが寒さにはとても強い種です。冬のはじめ、エケベリアが休眠気に入ってからもしばらくは成長を続け、その後短い休眠期を経て春の早い時期から再びぐんぐんと生長してくれます。こうして出来上がった真っ白で巨大なロゼットは”仙女盃”の別名に相応しく、春先の多肉棚や庭で圧倒的な存在感を放ちます。エケベリアとは一味違うダドレア、ベンケイソウ科の多肉植物が好きならば是非育ててほしい!!そんな一株です。

フォルム

タイプ
つるっと系
粉系
ハード系
ソフト系
グリーン系
ブルー・ホワイト系
レッド系
紅葉
控えめ
しっかり

育成ポイント

成長速度
おそい
はやい
徒長
しにくい
しやすい
暑さに、、、
弱い
強い
寒さに、、、
弱い
強い
花芽は、、、
出やすい
出にくい

増やしやすさ

葉挿し
難しい
簡単
胴切り
難しい
簡単
仔吹き
しやすい
しにくい

※「仔株」の項目は、胴切りや頂芽潰しをしない状態(自然状態)での仔株の出やすさを表しています。

TOMOZOOダドレアブリトニーの育成記録

TOMOZOOのブリトニーは、すべて種子から育てた実生株です。
以前、播種から鉢上げまでの過程を記事にしましたが、今回はその続きといった感じでご覧ください。

2021.7.8

鉢上げして数ヶ月、初めての夏を迎えるわけですが、やはり暑さに弱くて、下葉がどんどん枯れていきます。
エケベリアとの違いは、”根腐れ”がほとんどないこと。
その代わりこうしてシオシオに小さくなっていくのがダドレア。
図鑑で見るような姿からは程遠い。

2021.8.6

夏越しですっかり葉っぱが伸びてしまったー。
でも成長点付近から、粉多めの新葉が出てきています!こっから綺麗になっていくんだ!

2021.12.7

ここまで、小苗として育ててきたダドレアブリトニー。
成長シーズンにプレステラ90に植え替えて大きくする方向にシフトチェンジ!
夏が来るまでにしっかり大株にしておきたい!
写真を見るとかなり葉幅も出てきて茎も太くなったような。。ブリトニーの貫禄が垣間見えますね!

2022.4.17

夏の様子はほとんど観察しておらず、すでに夏越し後の、さらに植え替え後になってしまいました。
写真で振り返ると、いくらかダメージはあったみたいですが、前年よりもかなり軽傷!成長したなー。

2022.9.22

秋はダドレアにとっても成長期!
夏に出た症状は一気に回復します。
この辺りの勢いの良さはエケベリアに勝る!!

2022.10.15

粉が厚くなってきました。
いや、厚い粉を纏った新葉が次々に出てきて株が緑色から白に更新されていくというのが正しいですね!

2022.12.4

真冬でも、葉っぱが萎えるどころかぴんぴんしている!
白く鋭い葉に、ものすごい緊張感がありますね。
仙女盃と呼ばれる理由もわかる気がします。

2023.2.6

寒い季節をすぎると、白かった葉がだんだんと大きく広がって、緑色が目立つようになります。
葉っぱはやや柔らかく、エケベリアほどの張りはありませんが、それでもこの時期は水やりするたびにパンパンに吸い上げているのがわかるんです!

2023.3.2

上からばかり見ているとあまり気が付かないんですが、茎の方もかなりどっしりきてきています。
むしろこの、太く発達した茎こそ、ブリトニーの特徴なんじゃないかと思うほど。

2023.3.16

一年前と比べて何倍にも大きく成長したブリトニーです。

2023.4.16

実生から鉢上げした時はあんなに小さくて頼りない雰囲気だったのに、今では安定のデカ多肉。
これなら苦手な夏も軽くやり過ごしてくれるでしょう!

2023.4.22
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