ポタトラムベルシャフェルティ(怒雷神)

和名英名
キジカクシ科Asparagales
アガベ属Agave
怒雷神potatorum varschaffeltii

最もポピュラーなアガベの一つと言えるポタトラムベルシャフェルティ。
ギザギザとした葉を勢いよく広げて生長して行きます。
エケベリアとは一味も二味も違うその実生の経過を報告します!

目次

2020/2/26『播種』

ポタトラムベルシャフェルティの播種は、実生その④の方法で行いました。
細かい作業工程などは別の記事にまとめていますのでをご覧ください!!

2020/3/4『発芽』

2020.3.9

▲播種して約一週間で勢いよく発芽してきた新芽たち。
アガベの種子はスイカほどの大きさで、その一端からまず根っこ側の方が出てきます。
白くポシャっとして見えるのはアガベの幼苗の根っこです。

2020.3.12

▲前の写真からわずか3日、みるみるうちに背が高くなってきました!
先に出てきた根っこを充実させながら、葉っぱの部分を上へ上へと伸ばしていくようです。
根っこは先端に付きっ放し、まだ栄養タンクとして使っているんでしょうか。

2020.3.22

▲播種から一か月ほど経とうという頃。
発芽した芽はまっすぐに上を向くようになりました。
発芽数は5粒播種して2つと、半分以下ですが、かなり勢いよく生長しています。

2020/3/29『新葉確認』

2020.3.29

▲播種から一か月あまり。
最初に生えてきた葉っぱの根元に、小さな小さな新葉が見えます。

2020.3.29

▲新葉が出るタイミングはほとんど同じ、ひょろひょろと伸びているようでしたが、根本はかなりしっかりとしてきています。

2020.4.2

▲発芽しなかった種子は、腐敗して他の元気な株に影響を及ぼしかねないので、この辺で取り除いておきます。

2020.4.4

▲新葉が出てきてからは、最初の葉っぱの生長は鈍くなります。
新葉が少しずつ大きくなっているのがわかりますね。

2020.4.6

▲鋭く尖った葉っぱはいかにもアガベのようですが、トゲトゲは見当たりません。発芽したてのアガベはトゲを持っていないんですね。

2020.4.13
2020.4.13

▲新葉を確認してから2週間ほど、こちらには小さな小さなトゲが出てきました!
これは間違いなくアガベの子!!
未だにおむつ(種)が取れないみたいですが、下からはアガベの鋭い葉っぱがしっかりと生えています!

2020.4.20

▲新葉にトゲを確認してから1週間。
今度は2枚の葉っぱの間から新しく3枚目の新しい葉っぱが顔を出しました。

2020.4.25

▲2枚目、3枚目の葉っぱが生長しています。
2枚目の葉っぱは徐々に幅が広がってきています。
葉っぱの形もアガベっぽくなってきました!
ずっとくっついていた種子も取れ始めてきました!

2020.5.4

▲3枚目の葉っぱが大きく広がってきました。
こちらは最初からトゲがしっかりついていますね。

2020/5/8『植え替え』

2020.5.10

▲気温も20℃台を上回る日が多くなってきた5月。
それまでの瓶詰め養生から植え替えを行うことにしました。
一株一株が大きいので、一株ずつの小分けにしました。
スリット鉢をプラコップに入れて腰水養生です。

▲最初に出てきた葉っぱを横によけて、2枚目、3枚目、4枚目の葉っぱが広がってきました。

▲6月に入り、気温はほぼ20℃代の後半。
次々と葉っぱが展開し、生長していきます。生長の勢いは最高潮のようです。

▲30℃台の日も多くなり、少し厚くなってくる6月中旬。
アガベの幼苗は元気に生長しています。
アガベの大株の脇から出てくる子株、くらいの大きさにはなっています。

▲葉っぱがしっかりしてきました。
そして毛のようだったトゲも、一本一本がしっかりとトゲに!
指で触れると(触れてはいけません)ちくっときます。

▲葉先のトゲは茶色く、硬くなってきました。
最初に出てきた葉っぱは役目を終えたのか、次第に黄色くしおれていきます。

▲7月も末、長さ目で少し気温は低めですが、30℃前後の気温を行ったり来たり。
アガベの生長は少し鈍くなったようです。
アガベは日光が好きな植物、もしかすると屋内の光ではもう物足りないのかもしれません。

2020/7/31『屋外養生開始』

▲7月末日、屋外での養生を開始。
あまり確認してきませんでしたが、鉢底からはしっかりと根っこが出てきている様子。
生長は順調みたいですね!

▲屋外養生に切り替えて3週間弱。
外に出したアガベは急激に生長を開始。
やっぱり日光大好きなんですね。
屋内で養生していた時よりも明らかに葉っぱの質が変わりました。

2020/8/22『腰水養生終了』

▲大分葉っぱが充実してきましたので、このあたりで腰水養生を終了しました。

▲大分時間が経ってしまいましたが、秋の生長期にはあまり生長しなかったポタトラムベルシャフェルティ。
腰水養生をやめてから、葉っぱ一枚一枚は確実に生長し、そして硬くなってきています。
これから冬の寒い時期、アガベは寒さが苦手ですから、幼苗は様子を見て屋内に入れたいと思います。
春からの生長に期待が高まる怒雷神の実生報告でした!

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