パウダーブルー

パウダーブルー

和名	英名
ベンケイソウ科	Crassulaceae
エケベリア属	Echeveria
パウダーブルー	Powder Blue

パウダーブルーのデータベース

カンテ個配のパウダーブルー。育てやすくて美しいという万能の普及種です。うっかりすると巨大化して形が崩れてしまいがちなので、そのあたりは注意が必要ですが、どんどん増えてくれるので安心して仕立て直しできます。薄葉系エケベリアの入門種といってもいいかもしれませんね。

フォルム

育成ポイント

増やしやすさ

※「仔株」の項目は、胴切りや頂芽潰しをしない状態（自然状態）での仔株の出やすさを表しています。

TOMOZOOパウダーブルーの育成記録

パウダーブルーはカンテとラウイの交配種。
薄葉のフォルムはカンテによく似ていますが、葉の形状はやや丸っこい感じがします。
この辺りはラウイに似ているんですね！

2019年11月末に購入した株ですので、TOMOZOOに来た時にはすでに紅葉が始まった状態。

下葉からじんわりと紫色に染まる様子が何とも言えない。

そしてよく見ると子株が下葉と鉢の隙間から顔を出しています。
パウダーブルーはとっても子株を出しやすいエケベリアらしいです。
これは期待の一株だ！！このあともじわじわと紅葉が深まって、、、

このあたりが最高潮！
もう本当に何とも言えない美しさ・・・枯れた下葉でさえ赤く染まって美しい

ここまでメリハリのある紅葉はパウダーブルーならではだと思います。

しっかりとした紅葉も、春の生長期には徐々に落ち着いてきます。

春の植え替え大会では、子株を取り外して素焼き鉢に植え込みました。

さて、いよいよ生長期！
カンテの交配種だからそれなりに大きくなるんだろうと楽しみに見ていたのですが・・・

下葉が枯れてゆくばかり。。。
水はやっているのですが、素焼き鉢では乾くのが早すぎたのか生長が見られません。
そこで、この株はスリット鉢に植え替えることにしました。

このような感じ、、、するとびっくり！！

どどーん！と巨大化！！

さらにどどーんと！！
購入当初の面影はどこへやら。
粉をまとっていた葉っぱもつるっつる！

そして新たな子株も発見しました！
本当に子株が出やすい！！
子株を出すだけではなくて、ちゃんと育ってくれるので見ていて安心です。

子株が出ても巨大化は止まらず。

90ミリのスリット鉢は完全に葉っぱで隠れてしまっています。

7月が過ぎ、8月に入って、ようやく生長も落ち着いてきたのか、下葉が枯れて葉っぱが更新されるようになりました。

周りのエケベリアたちが日照不足になりそうだったので、これでようやく一安心。
ちなみに、取り外した子株もこの間にすくすくと生長し、パウダーブルーらしくなってきました！

そしてなんと、子株の方にも小さな小さな子株！！
どんだけ増やすんだよ！！

親株の方の新しい子株（ややこしい）も負けてません！
親株にくっついているので生長は早いですね！

美しい紅葉が見られたかと思えば急激に巨大化！
そして子株合戦！！！
育てる者を飽きさせない、話題の尽きないエケベリアだ！

まだまだ小さくて、親株に潰されてますけど。。

子株を大きく生長させたいがために、親株はだいぶ形が崩れてしまいましたが、ここから秋の生長期でどのくらい形が戻せるかな？？

パウダーブルーの紅葉は抜群にきれいですから、形もきれいに仕上げたいです。

暑い暑い夏を越して、少しずつ形に回復の兆候が見え始めました。
新しい葉っぱにはカンテ由来と思われるヒダヒダが出ています。

秋の短い成長期。
葉っぱはどんどん太っていきます。
足元から子株が顔をだしてかわいい。

少しずつ色がついてきました。
形は少し良くないですが、パウダーブルーらしい紅葉に近づいてきました。

びろんと伸びてしまっていた葉っぱが吸収されて、形が復活してきました。
この時期に出てくる葉っぱは一枚一枚丸々としていてとってもいいですね！

1月末。
紅葉がピークになるころです！
夏場に崩れても、こうやって復活してくれるとホッとします。
寒さも和らぐ＾＾

エッジのピンクが少しずつ濃くなって、もはや赤。
そうこうしているうちにもう成長期の入り口。
今シーズンもすてきな紅葉をありがとう！

ちなみに、以前株分けしていたこちらも、きれいに生長しています。

4月、あたたかい日が増えてきて葉っぱが青くなってきました。
成長の予感です。紅葉は見納めかな。

紅葉は見納め、そして生長のシーズン！
これまた見ごたえのある姿です。
今回は徒長させないぞ！

とはいっても、ある程度は伸びてしまうものなんですね。
薄葉系エケベリアのこの習性も、もう慣れたもんだ。

あんなに元気できれいに育ってくれたパウダーブルーだったんですが。。
ガガーン。。
夏の暑さとはやりの病で体調を崩してこの姿。
枯れてしまうには至らなかったのですが、この姿はショッキング。。

大きい鉢に植えていた苗は、その後完全復活ならず。
生き残った部分を救い出して植え替えました。

夏のダメージはなかなか回復せず、そのまま寒い時期に。
秋の成長期にはほとんど大きさが変わりませんでした。

こちらはいっちばん最初に株分けした子株。
かなり大きくなって今ではこっちがメインです。
今シーズンは”きれいな紅葉”よりも”とにかく冬越し”そして準備万端で次の生長シーズンを迎えたいと思います。
最もきれいだったころの紅葉が再びみられる日を目指してがんばれ！