
ビアンテ
和名 | 英名 |
---|---|
ベンケイソウ科 | Crassulaceae |
エケベリア属 | Echeveria |
ビアンテ | Biante |
ビアンテのデータベース
ザラゴーサとラウイの交配種。真っ白でぷっくりとした葉っぱに黒い爪がちょこんと付く、人気の普及種です。葉が伸びやすくてなかなか形を整えづらいところはありますが、暑さにも寒さにも強いタフな品種です。
フォルム
育成ポイント
増やしやすさ
※「仔株」の項目は、胴切りや頂芽潰しをしない状態(自然状態)での仔株の出やすさを表しています。
TOMOZOOビアンテの育成記録
TOMOZOOのビアンテは、ショップで見切り品として販売されていた株です。
購入時は葉がペタっと土面にくっついており、特徴である粉もはっきりしていませんでした。

緑色をした品種なのかな??と思うくらいの姿でした。
黒い爪だけポチっと目立っています。

幸い、短い秋の成長期だったため少しずつ元気を取り戻し、葉っぱが立ち上がってきました。

うちに来て三ヶ月ほど、周りの葉っぱはあまり変化はありませんが、それでもビアンテらしい新芽が出てきています!
とても丈夫なようで、初めての冬の寒さもへっちゃら。

購入した時は緑色だった葉っぱたちが、白く変身してきました。
紅葉はほとんどしないタイプみたいですね。
ピークでもだいたいこのくらい。

春になり、夏の蒸し暑さに備えて素焼き鉢に植え替えを行いました。
するとギュギュっと締まってきました。

それでも成長期。すぐにパカッと広がって光合成。
古い葉っぱが更新されて、ぷっくり丸い新葉が続々。

全体のフォルムがギュッと締まって丸っこくなってくれると、エケベリアらしくいフォルムになりますが、そこまでもう一歩といった感じ。

冬の寒さを耐え抜いて、やっと迎えた温かい季節。
目いっぱい葉っぱを広げて光合成。

そして再び苦しい季節。
爪の色はほとんどわからなくなりました。
夏越しモードです。

真夏の暑さも少し和らいだころ、少し早めの植え替えを行いました。
ほっとしたのか、葉っぱが伸びてきてしまいました。
「ふ~、やれやれ」という声が聞こえてきそうな姿。

新葉が出てきて葉数が増えました。

元気なのはいいけれど、葉っぱの長さがまちまちですね。
なかなか形を整えるのが難しい品種だ。

形はばらばらとしていますが、一年前に比べると大分元気そう。

爪の色、赤くなってきました。
葉っぱは真っ白。
秋になる前に伸びてしまった部分と、それ以降に成長してきた部分がはっきり分かれていますね。

年が明けました。
赤かった爪の色が次第に濃くなって、ザラゴーサの雰囲気が出てきました。

寒さのためか、葉っぱにシワが寄ってきました。
秋以前に伸びていた下葉はもうシワシワ。
水やりしても吸ってくれません。

見事にシワが寄った下葉たち。

前回撮影から半年近く経ってしまいましたが、ちょっとショッキングな姿ですね。
TOMOZOOでは2021年夏前頃からうどん粉病が流行ってしまい、、、多くの株が被害を受けました。
ビアンテもその被害者のうちの一人。

薬を蒔いてなんとか収めたわけですが、、白い葉っぱは所々カサブタのように黒くなってしまいました。
粉はげもかなり目立ちます。本当にしつこい病気なんですよね。

夏場は根腐れが怖いので水を少なめに管理します。
カサブタだらけのビアンテも水を切って管理したため、痩せこけてかわいそうな姿になってしまいました。

それでも頑張って夏を乗り越えて秋の成長期。
カサブタは未だ痛々しいですが、新葉も出てきて回復傾向。
たくましいね。

寒い時期ですが、葉っぱも少しずつ太ってきました。
ところで、うどん粉病は夏におとなしくなっても良い季節になると再発することが多いとのこと。
やられた葉っぱを取り除いて植え替え。
そろそろやっとくかな。。