ギルバの薔薇
和名 | 英名 |
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ベンケイソウ科 | Crassulaceae |
エケベリア属 | Echeveria |
ギルバの薔薇 | Gilva no bara |
ギルバの薔薇のデータベース
多肉ショップなどでも見かけることの多い普及種。小さい葉っぱがみっしりと並んだ姿は独特です。丈夫で育てやすいですが、形が崩れやすいのが難点。休眠期にはそれほど大きな変化をしませんが、成長期になると頂芽付近の葉が極端に成長して盛り上がってきます。
フォルム
育成ポイント
増やしやすさ
※「仔株」の項目は、胴切りや頂芽潰しをしない状態(自然状態)での仔株の出やすさを表しています。
TOMOZOOギルバの薔薇の育成記録
細かな葉がみっちりと並んだ姿が特徴のギルバの薔薇。
ギルバ(アガボイデスとエレガンスの交配種)と、ザラゴーサ・ノバの交配種です。
冬に購入をしてきた一株、はじめから紅葉した姿でした。
紅葉シーズンは、全体的に白に近い色になり、爪先は深い赤色です。
育つ環境が急に変わった痕跡なのかは分かりませんが、新しい葉だけが上に向いており、さらに葉っぱの大きさもバラバラという状態。。。少々不格好なフォルムになっているという状態でした。
ネットの画像で見るような、きれいなロゼットになるには少し時間がかかるだろうと思います。
やや時間が経って、春の生長期に撮影したのが上の写真。
葉の大きさがまちまちなのはありますが、生長に際して下葉が吸収されていったのか、形の崩れがやや回復しているように見えます!!
春のパワーはすごいですね。
ただ、変身はこれでは終わらず、、、さらに一月ほど経って、初夏のころには青々とした別の顔に!
一枚一枚の葉が大きく生長し、株として一回り大きくなりました。
葉っぱもツヤツヤとしています。
購入当初とは異なる趣です。
今度は形が崩れずにいけばいいなと思っています。
2020.7.10
あれ?生長点付近の葉っぱが小さい!!
このままゆくと、購入当初の不格好な姿に逆戻りする予感が、、、
夏場はほとんど姿が変わらなかったので、思ったよりも形の崩れはありませんでした。
ほっと一息。
まだまだ暑い、9月初旬。
やっぱり大きな変化はないので、このまま紅葉してくれるかな??
っとぉっとおー。
また頂芽付近が元気に成長し始めました。
成長期にこの形に名てしまうのは、仕方がないのかもしれませんね。
ギルバの薔薇はこういう品種なんだ!
よく見ると爪もきれいだし、いいんじゃない?いいんじゃない??
年明けの姿。
小さな小さな赤爪がちょこんとしてかわいいです。
1月の初め頃には緑がしっかりと残っていたギルバの薔薇ですが、次第に色素が抜けてきたのか白っぽくなってきました。
紅葉もピークかな。
全体がじんわり赤くなり、花芽も出てきました。
暖かくなってきたから紅葉も見納めですね。
育てていればコンスタントに花芽を出してくれるタイプのようです。
そしてはじまる”あの動き”。
成長点爆発のシーズンです。
この年は下刃が枯れて真っ赤に染まってきました。
ロケットのように足元がメラメラ。
栄養を下葉から吸い取って頂芽や根を成長させているんでしょうか。
勢いよく発根しています。
やっぱり成長期の普及種は素晴らしいです。
成長期ですが、今期は昨年までとは違ってバランスよく大きくなってくれている様子です。
梅雨頃から水を切ってかなり厳しめに育てたせいか、中途半端な大きさの下葉は皆枯れて、新しい葉が残ってくれました。「小さな葉がびっしり」というギルバの薔薇の特徴はそのままに、大きくなってくれているようです。
夏の休眠から少しずつ覚めてくるこの頃。
葉っぱ一枚一枚が横に広がり出しました。
形は少し崩れてしまったけど、元気な証拠です。
いい肉の日。
またまた葉っぱのサイズが小さくなってきました。
これが冬の姿、ということなんでしょうね。
株のサイズは去年より一回り大きくなりました。
ここから年越しまではほぼ変化がないかなと思います。
ギルバの薔薇もうちに来てもう2年。
だんだんとその性質も分かってきたような気がします。