こんにちは、TOMOZOOです!

植物を育てている人のほとんどは、土を購入あるいは自分でブレンドしたりしますよね?
その時、土の重さを意識することって多いと思うんです。

”〇〇土は比較的軽い”とか”△△土はふかふか”だとか、そういった説明書きを気にしながら土を選ぶ人も多いんじゃないでしょうか??
TOMOZOOもその感覚的な視点は大切だと思っています。

しかしここで疑問が・・・

”重い・軽いの基準は何?”といこと。
”重い””軽い”だけでは、土と土との比較はできないですよね?

用土の配合を変えようにも、投入する土が今使っている土よりも重いのか、軽いのか、わからなければ結局感覚頼りになってしまいます。

例えベストな配合を見つけたとしても次の年に同じ土を作れない!
なんていう事態も起こりかねません。

それはもったいない!!

経験を確実に積み上げるためにも、配合に使用する土にはどのくらいの質量があるのか、より具体的に知っておきたいと思いませんか??

そこでTOMOZOOでは、最初の実験として、土の重さを測ってみることにしました。

目次

1.実験の準備

使用するものは以下の通りです。

  • 軽量ができるカップ(300㎖程度のプラスチック製のもので、一定の量を測定できればOK)
  • 用土(赤玉土(微粒)・赤玉土(小粒)・鹿沼土(微粒)・鹿沼土(小粒)・鹿沼土(大粒)・ひゅうが土(微粒)・ひゅうが土(小粒)・もみがらくん炭・黒曜石パーライト・腐葉土(自然状態)・水苔(乾燥状態)・バーミキュライト・ゼオライト・ピートモスの14種類を測定)
  • 定規など(容器に入れた用土を均すのに使用)
  • キッチンスケール

2.実験(測定)

カップの容積を量る

まずは、使用するカップの摺り切り一杯分の容積を測定しましょう。
カップをキッチンスケールの上においてスイッチをON。水を並々注ぎます。

ここでメモリを読んで、

338g
水1.0g = 1.0㎥ = 1.0㎖

ですので、読み取った数値そのままに、測定に使用するカップの容積は 388㎖ ということになります。

カップ一杯あたりの土の質量を量る

それでは、この388㎖のカップを使って土の質量を測定していきます。
まずはカップを載せてキッチンスケールのスイッチをON(カップを載せた状態でメモリが0になるように)。
そのあとカップに土を注ぎ入れます。

盛り上がった部分を定規などで均して、

平らにします。

これで388㎖の用土を量り取ったことになります。
最後に、スイッチを入れて置いたキッチンスケールに載せて質量を記録。

はい、この用土(微粒赤玉土)は、

388㎖あたり293g

ということになります。
各用土5回ずつ、ひたすら地道に測定していきます。

3.実験の結果

結果は下の表にまとめました。

5回の平均値を出し、平均値を388で割ると1㎖当たりの土の質量(密度)を算出することができます。
ちなみに、少し見やすくこれらを円の面積で比較すると、

いかがでしょうか??
こうしてみると、随分と重さが違うということが分かります。
赤玉土と軽石は密度が比較的大きいということがわかります。
一方で(ゼオライトを除く)土壌改良材は比較的密度が小さいことがわかります。
同じ”水はけをよくする”ものでも、軽石を使うのとバーミキュライト、燻炭などの土壌改良材を使うのとでは、完成する配合土の重量が異なってくるということがわかります。
密度が小さい用土を多く混ぜればフカフカの土になりますが、土が風で飛ばされてしまったり、根を固定する力が不足したりするというデメリットもあります。
また、使用する資材の粒径の違いによっても密度が微妙に異なります。
オリジナルの配合土を作るときはこういったデータも参考になるかなと思います。

本日の実験はここまで!また次の実験でお会いしましょう!笑

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