シャビアナペレグリナ
和名 | 英名 |
---|---|
ベンケイソウ科 | Crassulaceae |
エケベリア属 | Echeveria |
シャビアナペレグリナ | shaviana Peregrina |
シャビアナペレグリナのデータベース
いくつかあるシャビアナのうちのひとつ。発色は控えめですが、一年中ほんのりとしたピンク色が持続するのが特徴です。葉は細長くてひし形で、縁にはシャビアナらしい細かいフリルが入ります。
フォルム
育成ポイント
増やしやすさ
※「仔株」の項目は、胴切りや頂芽潰しをしない状態(自然状態)での仔株の出やすさを表しています。
TOMOZOOシャビアナペレグリナの育成記録
TOMOZOOにシャビアナペレグリナがやってきたのは2020年の11月のことです。
すでに紅葉シーズンに突入していたため、色素が抜けて幻想的な姿の一株でした。
シャビアナは、’シャビアナピンクフリル’が有名で、鮮やかなピンク色になるというイメージが強いですが、こちらの品種は”白い”と言ったほうが正しいかもしれません。
成長期を迎える3月、白かったペレグリナも中心付近がじんわりと色づいてきました。
フリル系のエケベリアはあまり育てていないのですが(どちらかというとかっこいい系が好きなので)、ペレグリナは例外。
洗練された姿がとても魅力的です。
5月はエケベリアの爆発シーズンです。
ペレグリナも葉数が増えてきましたが、形の崩れはそれほど見られません。
夏、せっかく美しく広がっていた葉っぱですが、、ひどい病に侵されて(うどん粉病)ショッキングな姿になってしまいました。
エッジのピンク色がはっきりと出ていて本当はすごくきれいな姿なんだろうな、と思います。すごく惜しい。
病気で元気がなくても、夏はやっぱり水やりを控えめにしなければならないのでどんどんやせてしまいます。
夏を越した9月には別の品種化と思うくらいの姿に。
それでも、よく生き延びたな!!
少し時間が空いてしまいましたが、冬の始まりのころの姿です。
秋の短い成長期で大分回復できたようで、再びシャビアナペレグリナらしい姿が戻ってきました。
うどん粉病に侵された葉っぱは下葉となって枯れていきます。完全回復までもう少し!
痛々しい下葉が少し残念ですが、白さ際立つ冬のペレグリナです。
4月、成長真っ盛りのシーズンです。
なんだか葉数が少なくなってきたなと思ったら、まさかの花芽が出てきました。
花芽はぐんぐん伸びてきて
赤いつぼみになりました。
株の大きさに対して随分と大きな花になりそうです。
葉っぱの方も回復して、安心な姿になってきましたので、このまま花を咲かせてもらいましょう。
花芽を確認してから一か月。ようやく、花が開いてきました。
ペレグリナの花の色はピンク色。花びらはシュッとまっすぐに伸びるタイプみたいです。
せっかく花が咲いたので、交配に使わせていただきました。
種子を採取した後の姿です。
花を咲かせると体力を使って衰弱するというのが通説ですが、花が咲き終わって身軽になったのか、元気になっている感じがします。
この年はうどん粉病の被害もなく夏を迎えることができました。
夏の姿、ようやくちゃんと見ることができました。
8月。夏越しで痩せてしまうのは恒例ですが、それでも一年前の8月に比べるとだいぶ安心できる姿です。
夏を越して、再び秋の成長期。
この姿のまま夏を越してくれたので、今度は一回りも二回りも大きくなってくれそうです。
子株も出たりして、
と思っていたら、しっかり新たな命が
フリル系よりかっこいい系を集めてきましたが、シャビアナペレグリナは想像以上に魅力的で、増えればいいなと思っているTOMOZOOです。
そして、交配した種子がどんな風に成長するのかも今からとても楽しみです。