カトルス2号

和名英名
ベンケイソウ科Crassulaceae
エケベリア属Echeveria
カトルスcatorce

カトルスのデータベース

葉のうねりと鋭い爪が特徴のカトルス。リアルデカトルス(E. sp. Real de Catorce)の方が親しみのある呼称でしょうか。近年、ショップでもその実生苗や交配苗をよく見かけるようになりました。本種およびその交配種が普及著しい一方で、実は種として未だ認定されていないようで、ICNの表記では”(仮称)カトルス(E.catorce(provisional name))となっています。生物学的な位置づけや種(や亜種)としての認定、呼称などについては今後の研究の進展を見守るとして、TOMOZOOではひとまずこの種を”カトルス”と呼ぶことにします。

カトルスの大まかな特徴としては、”うねりと爪”なわけですが、個体間でその出方が大きく異なっているというのも特徴の一つ。うねりの大きいもの、血しぶきのような激しい紅葉をするもの、のっぺりと緑色のもの、などなど、とにかく個性豊かでとても面白いです。外見の迫力とは対照的に、成長しても比較的小ぶりで。実生一年ほどで花芽が続々上がってきます。

夏の暑さに少々弱い印象がありますが、風通しの良い日陰で管理すれば十分夏越しできる育てやすい種。無事夏を越して春を向かえると、(個体によりますが)大きくうねった葉と天を突くように真上を向いた爪に血しぶきのような赤い模様がつき、何とも言えぬ毒々しさ。この姿を見てファンになる人も多いのではないでしょうか。

フォルム

タイプ
つるっと系
粉系
ハード系
ソフト系
グリーン系
ブルー・ホワイト系
レッド系
紅葉
控えめ
しっかり

育成ポイント

成長速度
おそい
はやい
徒長
しにくい
しやすい
暑さに、、、
弱い
強い
寒さに、、、
弱い
強い
花芽は、、、
出やすい
出にくい

増やしやすさ

葉挿し
難しい
簡単
胴切り
難しい
簡単
仔吹き
しやすい
しにくい

※「仔株」の項目は、胴切りや頂芽潰しをしない状態(自然状態)での仔株の出やすさを表しています。

TOMOZOOカトルス2号の育成記録

カトルス2号は、1号と同様にTOMOZOOで種子から育てた一株です。種子を蒔いたのがいつなのか、もう覚えていませんが、記録をしていないということはTOMOZOO実生の初期の頃のものだと思います。

2022.12.31

2号の特徴は何といっても葉のうねり。まだ小さなころからしっかりと葉っぱにうねりがあり、爪は上向き。成長が楽しみになります。

2023.2.24

冬の最も寒い季節を過ぎ、春に向かう時期になると外葉に飛沫模様が出始めました。色づきはそれほど良くないと思って育てていましたが、うれしい誤算!

2023.3.17

4月、春本番のこの季節、葉の色が生き生きとした緑色になってきました。外葉の飛沫はそのまま。葉に厚みが出てきたことで、より一層うねりが強くなったように見えます。

2023.4.17

5月、成長シーズンで葉っぱが開いてくると、徐々にうねりはおとなしくなってきました。セクンダに近い雰囲気になっていきます。よく見ると成長点付近に花芽の頭のようなものが…。

2023.5.10

花芽はあっという間に成長。暖かいシーズンに花を咲かせるタイプの原種みたいですね。

2023.6.2

花芽を見つけてから1月と少しで、オレンジ色の花が咲きました。カトルス1号と同じく、内側が黄色い立派な花です。

2023.6.19

この株にとっては初めての花ですがしっかりと花粉もついており交配親としても力を発揮してくれそうな雰囲気です。

2023.6.19

花芽をつけた状態で迎えた夏。相当に負担がかかったものと見えて、本体は弱々しい姿になりました。

2023.8.1

それでもなんとか9月をやり過ごし、秋に滑り込むカトルス2号。ここからはボーナスシーズン

2023.9.30

束の間の秋の成長シーズンを過ごしただけなのに、かなり別人になったカトルス2号。葉数が増えたという点ではうれしいのですが、あまりにも急激に大きくなって形が崩れてしまった様子。

2023.11.1

11月頭にはかなり暴れていた2号ですが、12月に入り落ち着きを取り戻したようです。うねりが復活して、個の株らしい姿になってきました。

2023.12.8

2月末、下葉が枯れて更新された新葉勝ちになってきました。株に締まりが出てきています。こうして改めてみると、他のカトルスとはまた一味違ったひし形の葉、特徴的ですね。

2024.2.23

真横から見ると葉のうねりがよくわかります。マディバのような葉の重なりですね。

2024.2.29

この年の花芽はかなり早く、4月末には開花。いつものように立派な花。そして一年前より本体が成長しており、どこか安心感があります。

2024.4.25

はじめは1本だけだった花芽。でもこの年は次から次へと出てきて…。

2024.5.22

少し時間が経ちましたが、2025年の2月末。株分けした小さい方の苗かな?本体からするとずいぶん大きな子株が出ています。子株というよりは兄弟、といった感じですね。うねりは健在。LED照明の下で育成するようになったからなのか、色が強く出てくるようになりました。

2025.2.28

こちらはまた別の株。年々早くなっていく開花。今回は花茎の長さがずいぶん短い。効率よく開花させることを覚えたのでしょうか。

2025.3.13

やはり撮影は自然光下がベスト。もっとも実物に近い色で撮影することができます。

2025.4.20

うねりがとにかく特徴的なカトルス2号。交配親としても優秀です。種子から育てて時間が経っているので、うねりや発色の特徴もずいぶん安定してくれました。2号を交配に使った苗も少しずつ増えてきましたが、これからこのうねりの特徴がどんな風に現れてくるのか、とても楽しみです。

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