リアルデカトルス
和名 | 英名 |
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ベンケイソウ科 | Crassulaceae |
エケベリア属 | Echeveria |
リアルデカトルス | Real de Catorce |
2020/2/12『播種』
リアルデカトルスの播種は、実生②の方法で行いました。
細かい作業工程などは下記の記事をご覧ください!
2020/2/22『発芽』
まだあまり流通していませんが、生長すると葉先のうねりが出て非常にかっこいい品種のリアルデカトルス。
播種は2月のまだ寒い時期でしたが、10日ほどでプチプチと発芽をしてきました。
▲発芽から約一か月後の様子。
ぐんぐん生長!とまではいきませんが、かなりたくさんの種子が発芽し、ぷっくりとした双葉になっているのがわかると思います。
▲少しずつ暖かくなってきた4月の初めころ。
早いものでは本葉が生えてくるのを確認することができます。
このあたりから、少し日照不足を疑うようになり、他の種子と同様によく日の当たる環境へ置き換えてやりました。
▲ところが、他の品種たちと同じように光が強すぎたのか、元気がありません。
双葉の色が抜けて、半透明になっているのがわかります。
▲ところどころ緑色が残っている葉っぱもありますが、ほとんど白く溶けてしまいました。
ここからうまく復活してくれるといいのですが、、、
▲というわけで、日差しの弱いところに移動して少し様子を見ました。
一週間ほどたってもほとんど動きはない様子。。。
2020/5/9『植え替え』
▲そっとしておきたい思いもありましたが、他の苗を植え広げるにあたって一緒に作業をしてしまいたいという横着な気持ちもあり、5月9日にリアルデカトルスも引っ越しをしました。
今度はスリット鉢に植え付けて腰水で養生します。容器はなるべく透明で光を通しやすいプラコップにします。
▲植え替えから一週間ほど経ちましたが、元気がありません。というよりも、緑色の葉っぱがずいぶん減ったなーという印象。
▲ほとんどの新芽が枯死してしまう中、ごくごく3株ほどが何とか生き延びている様子。緑が濃い株もありますね。
▲本当に少しずつではありますが、生き延びた株が生長しています。
他の品種ならば、もうかなり大きいサイズになっているころ、発芽までは好調だっただけに、ここまで衰弱してしまったのは残念ですが、この数株に希望を託して見守ります。
▲なんとか3株、緑色の葉を保って生長をしているようです。真ん中の株がより元気そうですね。
▲生き残った3株は元気です。
相変わらず生長は遅いですが、もう色が抜けてくるということはなさそうですね。
▲双葉の間から出てきた本葉が生長を続けています。
中央の株が元気かなと思ったのですが、生長の度合いが逆転してきましたね。
▲暑さが厳しい時期ですが、それに負けまいと青々としています。
大分頼もしくなりました!
2020/7/18『植え直し』
▲鉢は十分な大きさがありますが、株の配置にムラがでてしまっているので植えなおしを行いました。
3株を広げて植え直し!
▲右下が少し衰弱気味??
でも中央の一株はグイグイ来ています。
これはあの、逆転して生長してきたやつですね!
▲真ん中の株の生長が際立て来ました。
他の2株はもうダメかな~。
2020/8月上旬『屋外養生開始』
▲一番大きな苗を大きくするため、8月上旬に屋外での養生を開始しました。
するとやはり弱っていた2株はダメになってしまいました。
残り1株、なんとか頑張って大人の株に成長してほしいです。
2020/8月下旬『ラップ外し養生開始』
▲8月下旬、葉っぱが大分頼もしくなってきたので、ラップでフタをしての養生を終了しました。
1株だけ、なんとか頑張ってくれています。
▲秋の生長期、確実に動き出しています。
ひとつ前の写真では小さかった新葉が、大きくなっているのがわかりますね!
リアルデカトルスの右の双葉はどこかよそから飛んできた種が発芽したものです。
ラップを外すと外から種子が入ってくることも多くなりますからね。
▲前回の状態から一週間もたたないうちに新葉がぐんと大きくなりました。
生長期真っ只中のようです。葉っぱもエケベリアらしくなってきました。
▲ひとつ前の写真から約一か月。これは誰が見てももうエケベリアの幼苗ですよね!
爪先が少し赤くなってきました。幼苗も紅葉しようとしています。
たくさん発芽した中から生き残った一株、とても強いやつなんだと思います。
冒頭で書いていたように、リアルデカトルスは生長すると独特のフォルムでとてもかっこいい品種です。
この一株がさらに大きくなって、その姿を見せてくれる日を楽しみにしています!