セクンダグラウカ
| 和名 | 英名 |
|---|---|
| ベンケイソウ科 | Crassulaceae |
| エケベリア属 | Echeveria |
| セクンダグラウカ | secunda Glauca |
セクンダグラウカは、七福神などの有名な品種も含まれるセクンダグループの一品種で、青みがかった丸い葉が特徴のポピュラーな品種です。
今回はこのセクンダグラウカの実生の経過を報告します。
2020/8/14『植え広げ』
▲少し期間が空きましたが、7月18日に屋外での養生を開始しました。
こちらはさらにそこから約3週間、生長は順調に進んでいる様子です。
▲8月に入り、いよいよ鉢の中が満員状態になってきたので、植え広げを行いました。
大分大きく生長していましたので、もう安心して苗に触れることができます！
▲それぞれをビニールポットに植得つけました。
もう十分、一株一鉢で植えられる大きさです。
▲個別養生に切り替えてからもしばらくは腰水で管理しました。
気が付けば8月も半ばを過ぎ、夏真っ盛り！屋外は猛暑ですが、セクンダは大丈夫そうです。
一番左の株は、「セクンダ」として管理してきましたが粉が出てきました。
もしやこれ、隣で実生したカンテか？？
▲こちらが本流？の２株。暑さに負けずに元気そうです！
葉っぱ一枚一枚が小さいのがセクンダの特徴でしょうか？？
▲ずっと同じ環境で「セクンダ」として管理してきたこちらの大きい一株ですが、どう見ても様子が変です。粉も出てきました。
やはりカンテなんでしょうか？？
あまりに他の２株と異なるので、このあたりで一度この株だけ観察対象から外して、別途観察していこうと思います。最後に比較してみましょう！
▲9月に入りました。
猛暑の疲れが出てきたのか、右側の小さい一株は少し元気がありません。
下葉がぽつぽつと枯れてきてしまいました。
2020/9/10頃～ 『徐々に腰水解除』
▲9月10日ころまでの間に、大きい方の一株は腰水を解除しました。
上の写真は一週間以上経ったときの様子ですが、無事に夏を越しつつあるようです。
▲一方、小さい方の苗はまだ夏の疲れが残ってしまっている様子。
あまり環境に変化を与えない方がよいのではないかと思い腰水を続けています。
▲9月もそろそろおしまい。最高気温は20度台の前半まで下がってきました。
なんだかこちらの株はほっと一息ついているようにも見えますね。
▲一方で弱ってしまった株はどんどん小さくなってしまっています。
生長点のあたりはきれいですので、少ないエネルギーをあまり消費しないように体を小さくしているのでしょうか。
2020/9/末頃『完全腰水解除！』
▲小さい方の苗も暑い夏を切り抜けたようで、外側の葉にも力が戻ってきたようです！ついに腰水を卒業させました！
これでセクンダグラウカは完全腰水解除ということになります！
▲一足先に夏を切り抜けたこちらの株は、秋の生長に入っているようです。
細かくたくさん出ている葉っぱ一枚一枚がピンピンしていますね！
▲こちらも元気そう。
新しく生えてきた葉っぱは赤みを帯びています。
▲こちらは早くもセクンダの特徴が表れてきました。
お椀状に薄く、青緑色をした葉っぱです。
▲同じタイミングの２株です。大分生長に差が出ましたが、２株とも元気に生長中！
▲ここまでくればもう大丈夫でしょう。２株とも立派に生長をしています。
セクンダらしい薄葉、そしてきめの細かいロゼットが、播種後約９か月で早くも表れてきました。
大きく生長して行くのがとても楽しみです！！
ところで、途中で観察対象から外してしまったもう一株は、今どうしているでしょうか、、、
▲こちらがあの一株。全然違いますね。
どこかで断定しなければならないと思っていましたが、これはセクンダではないですね。。
これカンテとすごくよく似ています。
粉が入ってこれはこれで美しいです。
▲ちなみに同じ時期のカンテがこちらの写真。
播種した日は同じで、生長スピードもちょうど同じくらい。
きっとどこかで種子が混じってしまったんでしょうね。
子の苗がカンテと断定されるのも時間の問題か？？
いずれにせよ、成苗までもう少し！
こちらも他の２株と同じように様子を見ていきたいと思います！
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