エケベリアは乾燥地帯の植物です。
他の植物より蒸れに弱く、誰もが一度は根腐れによって枯らしてしまったことがある植物でしょう。

だから水やりのし過ぎは禁物!!
乾かし気味に育てるのが基本です。
とは言え、エケベリアも植物であることには変わりないし、生命の維持や生長のために水分は不可欠です。
ここでは、TOMOZOOがエケベリアに水やりをする上で気を付けていることを挙げて、紹介していきたいと思います。

【保存版】TOMOZOO的エケベリアの育て方No.2~No6 もどうぞ

水やりのポイントは、「頻度」「方法」「アフターケア」の3点です。

目次

水やりの頻度

エケベリアは一年の中で2度、生長期と休眠期を繰り返します。
大まかにいうと、春・秋は生長期、夏・冬は休眠期です。
水やりもそれに合わせて、生長期は頻繁に、休眠期は辛くと、メリハリをつけてあげましょう。
(※実生の幼苗などは水を多く必要とするので注意)

生長期(春や秋)の水やり頻度

生長期に入るとエケベリアはぐんぐんと生長します。
生長のために水をたくさん吸収しますから、土の乾燥を確認してから2~3日後にはたっぷりと水をやりましょう。
ただ、春先や晩秋の頃は気温が低くてエケベリアの活動もそれほど活発にはなりません。
水やりの頻度は、苗の動きを見ながら、

「徐々に増やす/徐々に減らす」

を心がけましょう。
慣れないうちは少し難しいですが、初めのうちは乾かし気味にして、葉っぱにシワができるくらいのところを狙って水をやるといいと思います。

休眠期(夏や冬)の水やり頻度

夏や冬のような休眠期に入ると、エケベリアたちの活動はゆっくりになります。
生長はストップし、水やりをしてもそれほど吸収しない個体も増えてきます。
その分、土の乾きも遅くなります。

こうして湿った状態が継続すると、エケベリアにとっては危険!
夏冬を問わず根腐れを起こす可能性が高くなります。
TOMOZOOでは、夏や冬には水やり頻度をかなり減らしています。
少ないものでは土が完全に乾いてから1週間以上は時間を置きます。
水やりの頻度はだいたい月に一回くらいになるでしょうか。

土の渇き具合の見極め方

水やりの頻度を決める判断材料である、土の乾き具合。
TOMOZOOでは、土の乾き具合は、「土の表面の様子」「葉っぱの張り」「鉢の重さ」など、複数の要素から判断しています。

一見して乾いていても、実は鉢の中に水分が残っていることもあります。
土が完全に乾いていない状態で畳みかけるように水をやると、根腐れを起こして枯れてしまうリスクが高まります。
土の乾き具合は慎重に見極めましょう。

水やりの方法

土が乾いたことを確認したらしっかりと水をやりましょう。
水やりには大きく3つの方法があります。

  1. 土の上からザザッと
  2. 根元にチョロチョロ
  3. 底面からじっくり

土の上からザザッと

株に上からしっかりと水をやる方法です。
水が鉢底から出てくるくらいに水を注ぎましょう。
しっかりと水を流すことで、エケベリアに対して水をやるだけではなく、鉢の中の老廃物や土が細かく砕けて生じた微塵まで除去することができます。
鉢の通気性確保のために土を洗い流すというイメージでも良いでしょう。
しっかりと水やりしたい生長期や、微塵が多く残る植え替え後初めての水やりなどはこの方法をとるのが有効です。

根元にチョロチョロ

エケベリアの根本を狙って少量の水をかける方法です。
休眠期は鉢の中にたくさんの水を残せませんが、あまり長いこと水やりをしないと根っこが完全に乾いてしまいます。根っこを乾かさない程度に少量の水やりをすると、蒸れのリスクを抑えつつ、株がカピカピになってしまうのを防ぐことができるので、休眠期は根元にチョロッと水やりをするのが有効です。
また、鉢を大きくした直後で根っこの量が十分でない場合なども、吸収しきれない余分な水分を残さないように、チョロッと吸収できる分だけの水やりを行うのが有効と言えます。

底面からじっくりと

底面給水というのは、文字通り底面から水をやることです。
植物を鉢ごと水につけて、ゆっくりじっくり給水させる方法で、春や秋の生長期にガンガン水をやりたいときに行います。

水につけると土が水を吸って、じわじわと色が変わってきます。

水やり後のケア

水やり後のケアとして重要なのは、余計な水気を残さないということです。

ざざーっと水やりをした後は、葉っぱの上や隙間に水がいっぱいついています。

この水を残しておくと、根本が蒸れて根腐れの原因となります。
水やり後のケアとして、付着している水分をブロアーで吹き飛ばしてあげることで蒸れを軽減させ、根腐れのリスクを抑えることができます。
勢いよく水をやった後は、株の上部だけではなく、側部にも水が入り込んでいます。
ここにある水分を吹き飛ばしてあげましょう。

株の上部から順に水気を吹き飛ばしていきます。
くるくると鉢を回しながらしっかり飛ばします。

そして株の側部。

側部に残った水も放置しないようにしましょう。

ブロワーを横に向けてしっかりと空気を送り込みます。
しっかり吹き込んで完了です。

最後に

以上、エケベリアの水やりについて書いていきました。
水やりにもいろいろな方法があって、その都度使い分ける必要があるということ、なんとなくお伝えできたかな?
植物を育成するには基本と言える水やりですが、意外と奥が深く難しい。

TOMOZOOもまだまだ修行不足で株をダメにしてしまうことがありますが、とにかく実践あるのみです!!

葉っぱを見ながら、
土を見ながら、
蒸れないように、
枯れないように、、、

エケベリアが喜ぶ水やりを身に着けていきましょう!!

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